クラウドファンディングにチャレンジするメリットデメリットをご紹介します #209

弊社、オーエスワンコミット株式会社が扱っているクラウドファンディングですが、実はその歴史はとても長いものであることはご存知でしょうか?

1800年代、アメリカの自由の女神製作の際に台座の資金を募ったのは有名なお話です。日本に初めて開始されたのは2011年ですが、それ以前に神社の鳥居の建築や有名どころでは熊本城の石垣再建も例として挙げられると思います。

ある目的のために多くの方から資金を集める手段であるクラウドファンディング、そのメリットデメリットを挙げて参ります。

目次

クラウドファンディングのメリットとは?

メリット1:マーケットへのお伺いができる

仮に、何か新しいモノを商品として作るとします。もちろんアイディアの元は「こういうのがあったらいいな」から始まると思いますが、それが製品を作る側の主観のみで作られたものだとしたら、売れるかどうかは全くわかりません。

そこで、クラウドファンディングであらかじめその商品が市場に受け入れられるのかをうかがい知ることができます。受け入れられるものであれば、購入の意思として支援が入りますし、支援が入らなければ、改善点を検証せざるを得ないことになりますね!

メリット2;PRにつながる効果がでる

どんなプロジェクトであろうと、そのPRはとても重要なものになります。マスメディアへのプレスリリースも必要になるでしょう。

クラウドファンディングの一番大変なところは、まさしく広報です。

プロジェクトが始まる前から広報ははじまり、プロジェクト期間中は常に伝えまくる。それを徹底的に行うことで、少しずつ支援が集まり、最終的に目標金額達成になるわけです。

その過程での声がけをすることで、支援者がまたそのお友達へ口コミをしてくれる様になります。少々他力本願な印象はありますが、実はこれが起きるか否かでプロジェクトの進捗率は大きく変わってきます。そしてそれが大きなPR効果を生み出していきます。

ファンづくりにつながる

新製品開発やお店関係のプロジェクトにはなりますが、クラウドファンディングのページはしっかりと作り込む必要があります。

それこそ、プロジェクトを始める方=起案者の想いをしっかりと文字化して盛り込むのですが、それはそれは大変な作業です。しかしながら、その大変な作業の先にプロジェクトの公開があり、そこに支援していただいた方々はその起案者のファンになるケースが多いにあります。

お店であれば足を運んでくださる顧客になりますし、仮に次の挑戦を実行する際には、また応援してくれるファンになります。

もしかしたら、これが最大のメリットかもしれませんね!

 

3つのメリットが達成できると、実は大きな支援獲得が可能になります。これがクラウドファンディングの面白いところかなと思います。

クラウドファンディングのデメリットとは?

デメリット1;誤解されることがある

今はほぼ言われませんが、以前はこう言われることがしばしばありました。

「クラウドファンディングって、サイトに載せればお金があつまるんでしょ?!」

もちろん答えはNOです!
むしろそんなサービスがあるなら、人に紹介しません

他にも、

「掲載したんだから、支援集めてきてよ」

これも基本的にはNOです。

もちろん、広報のお手伝いはしますが、起案者が先頭立って動かないとプロジェクトの進捗は鈍いです。

なので、しっかりと動いていくことが必要となります。

デメリット2;赤字でもリターン品を送ることになる

これは個別のケースですが、オールイン方式でプロジェクトを実施した場合に起こる現象です。

オールイン方式とは別名実行確約型といいまして、プロジェクトの目標金額が未達の場合でも支援をしてくれた方にリターン品を送る必要が生じます。

例えば、新しいコップを開発するのに目標額を100万円に設定し結果30万円しか集まらなかった場合、開発費用の残り70万円を自己資金で拠出しなければならない状況になります。

極端な例にはなりますが、クラウドファンディングを始める際には慎重に判断する必要があります。
(オールイン方式等は、また別の機会に!)

クラウドファンディングの事例紹介

ワタクシがお手伝いしたプロジェクトのご紹介です!

事例その1

こちらは栃木県真岡市にあります養鶏場ハコニワファームが生産している、1個300円の卵に関するプロジェクトです。

結果は達成率200%となっておりますが、この裏側で起案者の方は大変な努力をされていました。

毎朝6時から1時間、個別にメッセージを送り、小さなチラシをあちらこちらで配りまくるという、デジタルとアナログを駆使して実行されていました。

その甲斐あって、最終的に200%達成をされました。

事例その2

実は、昨年の11月に栃木県内のNPOを支援する団体であるとちぎボランティアNPOセンターぽぽら様が発行されている情報誌に掲載していただきました。

仕事柄、人の話を聴くことが多いワタクシですが、その人生において取材を受けたことがございませんでしたので、なかなか貴重な機会でした。

とは言いつつも、ご質問いただいた内容に対して回答差し上げた次第ですので、あまり自分の考えを伝えたというよりは、経験値でお話した感覚でした。

さいごに

クラウドファンディングは、インターネット上で多くの方から資金を集める方法として、今では市民権を得たと感じております。しかしながら、掲載したからといって集まるのではなく集めることが重要ですし、基本的な部分はリアル世界でも同じです。

どんなことでもクラウドファンディングでのチャレンジは可能ですので、ささいなことでもお気軽にお問い合わせください。

といにもかくにも、色々考えても仕方ないのでまずはやってみるが、大切ですね。 

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