※旧サイトにて2017年8月17日に公開した本記事ですが、必要な文言等の追記、その他の部分も修正して2021年9月23日に再度公開しました。
よく「企業の人事と個人のキャリア形成をサポートしています」と申し上げておりますが、個人のキャリア形成に関してのご依頼は、企業から自社の従業員に対してがほとんどでした。個人のキャリア形成のサポートは、そのほとんどが知人、もしくはそのご紹介ですので、そこまで大々的に広報はしておりませんでしたが、先日、全く未知の方からご依頼をいただき、キャリアコンサルティングを対応いたしました。
貴重な機会でしたので、感想も踏まえ、そんなお話です。
個人でキャリアコンサルティングを受けるとは?
キャリアコンサルティングの依頼元が企業の場合、そこに出向いて会議室等の個室で従業員さんとの面談がほとんどになります。以前は助成金がありましたので、お試しの機会になりますが、高い評価を頂戴してからの継続で面談に伺う機会も増えて参りました。この辺りは、大変ありがたい限りです。
とは言っても、平成から令和に変わり個人が自身のキャリア形成に向き合う時代に突入しているわけですから、個人からの依頼も増やしたいとは思っておりました。最近ですと、個人でも色々と自分のキャリアについて考えている方が増加傾向にあるのか、様々なチャネルからのお問い合わせがあります。
ご依頼をいただいた際の率直な感想としては、嬉しさもさることながら、個人でも自費で面談を受けようとする行動に、良い時代になってきたかなと思います。守秘義務があるので詳細こそは書きませんが、「よくぞ他者に自費で依頼しようと思いました!」といったところでしょうか。
はっきりと仰っていた訳でもありませんが、第三者による、しかも、専門の人間の意見が欲しかった様でございました。
(違っていたらごめんなさいね)
ちなみにどんな流れで行ったか?
これは通常の流れと変わらずに、事前にジョブカードを書ける範囲で記入していただき送って頂きました。正直、ジョブカードは面談の場において、かなり重宝するツールだと個人的には思っています。
「送って頂いた」という点が実はポイントでして、実はジョブカードは個人情報の塊なので、キャリアコンサルタントが預かってはいけない決まりになっております。ただ、コロナ禍において直接の面談が難しい状況でも、オンラインでの面談が普及し、面談後にジョブカードの破棄を責任持って行うことで、緩和されております。また、手元に事前に送っていただければ、キャリアコンサルティングの効果がある程度担保できるのかなと、個人的に感じています。
コロナが始まる前ですと、「直接、面と向かって行うべきだ!」といったお声が多かったのも事実なのですが、物理的に直接が難しい場合もそうですが、移動の手間が大きく削減できるのがオンラインの最大のメリットかなと思います。
ですので、事前に送って頂いたという状況になりますが、守秘義務の観点もありますので、終了後は記入すべきことを記入して返送し、こちら側では削除しております。
使っているサービスは?
使ったサービスはこちら。
キャリアコンサルタントであれば登録ができる、キャリコンサーチです。他にも色々と登録してありますが、登録してあっても、すぐにドシドシと問い合わせは来ません。ただ、色々とチャネルを持つことも必要だと思い、ゆる〜く気長に待つ分にはちょうど良いかと思い登録してありました。
ちなみにアメリカですと、“自身のキャリア形成は自分自身で”という考え方が根付いていることから、仕事が終わった後に、ビジネススクールに通う等の自己投資や、専門のカウンセラーやコンサルタントにフィーを払って自己成長を進めている方が多いそうです。
ま、日本ではビジネススクールに通う方は一定数いらっしゃると思いますが、カウンセラーやコンサルタントに、個人がフィーを払ってということは、実は微々たるものです。そもそも、“カウンセラーという第三者に相談する”ということ自体、根付いていないのでそんな状況でも、おかしくはないわけです。
ただ、はっきりと申し上げると、自分自身を客観的に見て判断できるのであれば、相談の必要性はそこまで無いと思いますが、なかなかそういったことができる方は多くはないと感じます。少なからず、“自分フィルター”で物事を見てしまうのではないでしょうか?
ご自身のキャリア形成に、第三者のアドバイスが欲しいときには、そんな自己投資も有効かと存じます。
さいごに
普段は企業さんから報酬を頂いてキャリアコンサルティングを実施することがほとんどですが、今回の様に個人の方がご自身のポケットマネーで依頼をされるケースは、少しずつ増えてきています。それだけ、自身の周りにあるリソースだけで満足されていに様子もあると思いますが、第三者の意見、特にその道のプロフェッショナルであれば的確に意見が出せるでしょうし、そんなプロの方に報酬を払えるって、やはり自己投資に他なりません。
感覚的には、街のマッサージ屋さんでマッサージを受ける様なものですね!!
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